我々UVIのチームは、この楽器音源を設計する際に既成概念にとらわれずに考える必要がありました。オリジナルの楽器の組み合わせのサウンドに忠実であり続けるためには、手作業で演奏されたギターの響きを細心の注意を払って収録し、さまざまな出力オプションを組み合わせなければならないことはわかっていました。そしてこのコンビネーションのクラシックサウンドを現代にもたらすため、サンプリングしたすべてのノートに対して厳密なチューニング、ノイズ除去、ノーマライズ処理プロセスをしました。膨大な量のサンプル、レイヤー化、およびプリセットに仕立てるまで、PX Guitar Synの作業はいつもより、かなりに多くなりました!
このギターシンセの収録を通じて、シグナルチェーンをクリエイティブにする機会も得られました。もちろん、いつもの通りの想像以上のクリーンサウンドの「すぐにそのまま使える」サンプルもありますが、PX Guitar Synを輝かせる本当に素晴らしいエフェクトとアンプの組み合わせもたくさん用意しました。レイヤーごとに、クリーンなDIサウンドとテープコーラスサウンドを切り替えることが可能で、伝説的なマルチヘッドエコー/コーラスユニットのSRE-555 からの非常にわかりやすいビンテージサウンドの使用できるようにしました。そしてクラシックペダルとストンプエフェクトのさまざまな組み合わせで利用できる3番目のサウンドもあります。Fuzz FactoryやEl Grandeのファズサウンドが、そこにあります。B:assmasterやSPXによって処理された独自のトーン、Small Stone、Jetlyzerなどのエフェクトをかけたものもこの3番目のレイヤーサウンドに含まれています。私たちのチームは、PX Guitar Synのソース素材を際立たせるクリエイティブなシグナルチェーンを作成するために、とことんこだわりました。
最後に、当社のテクニシャンは、さまざまなサンプルレイヤーに対して、楽器の演奏方法を変えられるようにしました。ギターのアーティキュレーションを選択する際、ノートピッキング、フィンガースタイル、パームミュート、さらにはEbowを簡単かつ滑らかに切り替えることができます。