Rotation Delay(ローテンションディレイ)
Rotation(回転)はDualDelayXの根幹です。そのマトリックスによって、ステレオ効果と反射効果に回転をもたらします。
入力をモノラル化し、Rotationを小さめの角度に設定することで、シンプルなスピン効果を可能にします。そして、オフセットをかけたり、非同期にしたり、あるいは広角に設定したりすることでステレオ音像に深みを与えることも可能です。また、«Rotation»から«Reflection»モードに切り替えた場合、入力角の設定は"回転"ではなく、"反射"として作用し、様々なスタイルのピンポンディレイ効果を生み出します。
ヒント:非常に短いディレイタイム(30ms以下)ととても長いフィードバックの設定を組み合わせるとある種のコムフィルター効果を演出できます。この際、Rotation AngleとTime Offsetで、このコムフィルター効果の不調和性をコントロールします。