Walker 2は、可能な限り有能なツールであることを目指していますので、最も厳しい要件の下においても、あらゆるニーズに適合する可能性を持つ必要があります。
足音収録は、Walker 2がユーザーの演奏スタイルに高度かつ自然に反応するように、いくつかの速度、いくつかの強度、さらにはいくつかの意図(通常、引き摺り、停止)で収録をしました。また、所謂”ラウンドロビン”各靴と表面の組合わせの収録を無数に繰返しました。そこから絞り込まれたサンプルは合計45,000以上になり、Walker 2の音量とピッチのランダム機能によって、アクセントの効いた、非常に現実的かつ自然なサウンドを提供します。
様々な収録を経て、敢えて省いた組み合わせもあります。例えば、砂利や草の上では、スニーカーの種類を見分け(聴き分け)ほぼ不可能です。逆に靴の硬さの違いは、硬い床(コンクリート、リノリウム、タイル、木の床など)では顕著で、裸足や靴下を含む14種類の靴を用意して、広範囲かつ実用的な組み合わせをカバーするようにしました。